テレビ番組「所さんの目がテン」で放送していたのですが、フランスでは、セレブはもちろん一般家庭でも、ディナーを ”コース料理”形式で楽しむそうです。
テレビで放送していた2つの家庭では、大人が交代で順番に前菜、スープ、メイン、デザート等を一皿づつ家族にサーブ(給仕)しながらの食事スタイルでした。
ちなみに子供の学校給食もなんと”コース”になっています。
コース料理にすることで3種類の満腹感を得られる。
日本では馴染みがないのでちょっと驚きですが、コース料理にして”一皿づつ間をおいてサーブ”することにより”少量”でも以下の3種類の”満腹感”を同時に味わうことができるので、非常に満足度の高い食事形式だと思います。
生理的満腹感
食事を始めてから20分から30分で分泌される”満腹を感知するホルモン”であるレプチンが、
時間のかかるコース料理中に分泌され、終盤には生理的満腹感が得られる。
心理的満腹感
同じ料理でもコーススタイルの方がよりセレブな気分と雰囲気を堪能できる。
社会的満腹感
料理を用意しながら食べたり、家族団らんしながらの食事により、社会的満腹感が得られる。
更に宗教徒の場合は食物の収穫(現在は食べられること)を心から神に感謝し、祈りを捧げてから食事をする場合があるが、この行為(感謝して食べる)からも社会的満腹感を得られる。
時間と手間が少々かかるのが玉にきずですが、上手くレトルトカップスープや冷凍食品を活用すれば実際には時間はさほどかかりません。
それにこまめに動く(給仕)することもダイエットにはプラス要素ですし、家族には喜ばれます。
ちなみにフランスは高カロリーな食事の欧米諸国の中でも比較的肥満人口は少ない国なのです。
もちろん他の要因も(美・健康志向等)あるとは思いますが、家族団らんを楽しみながら華やかに食す”コース料理”がこれに貢献していることは間違いないでしょう。
しかしながら、コースにしても洋食は高カロリーですので、料理内容だけは低カロリーにアレンジして、ヘルシーにお洒落なコース料理とセレブ気分を堪能しましょう。
低カロリー料理例
前菜 はカッテージチーズ、ゆで卵半分、ハムが少量乗った野菜サラダ、脂分が少ない刺身を使ったカルパッチョ、温野菜等(100cal程度)
スープ はコンソメやトマト、人参スープ(100cal程度、レトルトも可)
メイン は白身魚の油少なめアクアパッツァ、鶏ササミレモンハーブ焼き、又は鶏ももや豚ヒレマスタードグリルや白ワイン蒸しトマトソースがけ等(皮なしならもも肉も実は胸とさほどcalは変わりません)(200cal程度)
デザート はフルーツやソルベ、ヨーグルト、ビスケットや低カロリークッキー等(100cal程度)
パン は小麦の白いパンより穀物等が入っている方が望ましい(100cal程度)
コーススタイルであれば特に洋食にこだわる必要はありません。
フランスと日本では食文化も習慣も異なりますので、毎日は無理だと思いますが、週末のブランチやご褒美に、または気分転換したいときにためしてみて下さい。
低カロリーな料理でもこのスタイルなら気持ちも豊かになり、ダイエットを忘れて贅沢気分を満喫できるでしょう♪
*コース料理とはもともとはヨーロッパの王朝の食事スタイルであり、基本はオードブル(前菜)、スープ、メイン(肉・魚料理)、デザート等から成る。
披露宴等ではこれにワイン、サラダやパン、口なおしの氷菓(ソルベ)等も出される。
本物のセレブ家庭には給仕がいるが、一般家庭ではそうはいかないので、一番セレブ気分を味わえるのは実はその家庭の子供達かもしれなません。
*尚、当該ページの”コース料理でセレブダイエット”は勝手に命名した心理的満腹感を得るダイエットです。
たまにアメリカ人セレブから火がつく本場のセレブダイエットとは一切無関係です。