海外で流行ったダイエットを紹介しています。
今回は、GIダイエットです。
GIダイエットとは?
GI理論をもとに発展させたダイエットです。
GI理論とは、1981年に栄養学教授であるデヴィッドJ.ジェンキンズ氏が、食品による血糖値の上がり方の違い(GI)を発見し、初めて提唱しました。
GIとはグリセミック指数と呼ばれる、「炭水化物が消化されて糖に変化する速さ」を相対的に表す数値であり、低GI値食品の方がダイエットに適当とされています。
今回紹介するGIダイエットは、減量に悩んでいたリック・ギャロップ氏が、ジェンキンス氏のGI理論をもとに発展させたダイエットです。
GIダイエットの理論
GIが低い食品は、それが高い食品に比べて消化のスピード、血糖値の上昇も緩やで、空腹を感じ辛く痩せやすい。
炭水化物を減らし血糖値の上昇を抑えるだけで、減量効果の科学的根拠が乏しいとされた低炭水化物ダイエット、とはもちろん異なります。
尚、とある食事のGI値調査を行ったところ、食事のGI値が高い人ほどBMIが高く、食物繊維の摂取が多かった人ほどBMIが低いという結果が出たそうです。
GIダイエットの方法とルール
①食べ物は以下のように、GIの高低により信号機の色別に分類されます。
*以下は一例です。
《赤信号》
・加工、精製された穀物(白米、白パンじゃがいも、にんじん、ドライフルーツ)
《黄色信号》
・卵、野菜ジュース、フローズンヨーグルト
*日本の低インシュリンダイエットですと、上記プラス、そば、パスタ、全粒粉製品。
《青信号》
・肉、魚、ほとんどの果物&野菜、豆類、大豆製品、ナッツ
②上記を参考に、GIダイエットの第一段階では基本青信号の食品だけ、または青中心の食事にします。
このとき、食事内容だけを変えて、今までと食べる量を変えない、あるいは少なめにすることが重要です。
③目標体重に届いたら、黄色信号の食品をを少しづつ食事に取り入れ、もとの食事にもどいていきます。
ただし赤信号の食品は食べない方が良いでしょう。
GIダイエットのメリット
・空腹に悩まされることなく痩せる。
・長期的な継続が可能。
・GIダイエットで推奨される全粒粉や果物、野菜は、繊維をはじめとする栄養価が高くダイエット向き。
・GIダイエットは肥満や糖尿病、心臓病のリスク軽減に効果的。
GIダイエットのデメリット
・高GI食品の中にも栄養価が高くヘルシーな食品があるが、これらが日常的に食べれなくなる。
・食事の用意(選択)が若干面倒。
・全粒粉は身体にも良いが、白米、白パンに比べて割高。
参考文献、記事:
①wiki glycemic index
②Diet and Nutrition Center