料理は舌以外にも、鼻や目で味わうことができます。
色鮮やかで美しく洗練された料理というのは視覚的にも満足できるものです。
これは視覚、嗅覚が美味しそうな料理に刺激を受け、感性的な満腹感を得られるからです。
目次
満腹感とは
広島修道大学 今田純雄教授(著)の「肥満の心理学 人はなぜ食べ過ぎるのか」には以下の4点の満腹感があると書かれています。
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お腹がいっぱいになる「生理的満腹感」
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脳、気持ちに左右される「心理的満腹感」
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視覚、嗅覚、味覚で感じる「感性的満腹感」
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食べ物に感謝したり、作ったり、誰かと一緒に食べることにより得られる「社会的満腹感」
満足し辛いダイエット中でも2から4を上手く引き出せれば、少量の食事でも満腹感が得られ、精神的にダイエットの負担を軽減できるというわけです。
生理的満腹感を得る方法
低カロリーでかさのある食品を食べるのが一番です。
こんにゃく、野菜を食べる。
これだけでは、満腹感を得るのは大変ですよね?
ダイエットの負担を軽減するために、以下の満足感を刺激してあげましょう。
心理的満腹感を得る方法
食事をするテーブルはきちんと片づけてテーブルクロスや可愛いランチョンマットをひいたり、少しでも満足できる環境を作ってみましょう。
また、一流レストランのようにクラシック音楽をかけたり、花を飾ったりするのも環境改善になりますし、セルフイメージも高まりモチベーションが上がります。
たまには景色の良い公園など、 屋外で食事を楽しむのも環境が変わり良い気分転換になります。
感性的満腹感を得る方法
料理の彩りや 盛り付けの形、食器にも気を配ってみましょう。
コンビニやスーパー派の方も、ちょっとした工夫でお惣菜や コンビニパンをグレードアップさせ、 感性満腹感を得ることができます。
買ってきた出来合いのお惣菜や袋のパンもパッケージのまま食べてはいけません。
料理に応じて包丁で切り分け、お皿に盛り付けて、温める、野菜や果物で彩りを添えるだけでも”匂い”と”目で味わう美味しさ”が全然違います。
社会的満腹感を得る方法
家族が居る場合は是非家族と一緒に食事をして下さい。
友人を誘って景色の良い公園など、 屋外で食事を楽しむのも環境が変わり良い気分転換になりますよ。
満腹感が得られない注意ポイント
テレビをみながら、本を読みながら、メールを打ちながら・・・
などの”ながら食い”は満足感が薄れますので注意しましょう。
料理の種類が多い方が食べる量を減らせて満腹感を感じる
料理の種類は多い方が、食べる量を減らせます。
バラエティに富んだ料理の方がより視覚、嗅覚を刺激して感性満腹感が得られるのです。
毎食おかずを6種類も7種類も作るのは一般家庭では難しいですが、作り置き&冷凍保存しておけば、簡単に品数を増やせます。
例えば和食ならひじき、きんぴら、佃煮、鶏胸肉そぼろなど洋食ならピクルスやラタテゥイユ等が作り置きしやすい常備菜としておすすめです。
常備菜以外でもすぐ用意できる生野菜や果物数種類、ゆで卵、ハム、カッテージチーズ、カップスープや冷凍食品がすぐに用意できるので時間のないときのプラスαに使えます。
まとめ
満足感を得るのは食べるだけではありません。
4種類の満足感を刺激して、少量の食事でも満足できる食事にしましょう。